筋力アップしくみ-筋肉トレーニングの基礎知識2

ホーム>トレーニングに必要な知識ノウハウ>筋肉トレーニング基礎知識
>
筋力アップ

●筋繊維の動員率

筋力とは基本的に筋肉の断面積に比例する。しかし太くなったからといって実際に数値通りのウエイトが上がるとは限らない。それは無数にある筋繊維というのは全部が同時に働くのではなく基本的に交代交代で働くからである。例えば筋繊維が10本あるとすると、10本のうち2、3本しか一度には働いてくれないということである。つまり一度に働く筋繊維が多くなるほど数値上の筋力に近づいていく。
ただし初級者の場合、最初の1ヶ月ぐらいは太くなる前に筋力がまず上がっていく。これは今まで使っていなかった神経が刺激され眠っていた筋繊維が目覚めるためである。しかしいずれこの初級レベルの筋力上昇は止まり、筋肉を太くするという作業が必要になってくる。以下に紹介する筋力アップのための高負荷トレーニングはその後である(プログラム計画編)。

効果

負荷の強度

最大反復回数(概算)

筋力アップ

筋力アップ

100%

1RM

90%

<5RM

筋肥大

80%

<10RM

筋持久力

70%

<15RM

60%

<20RM

※「1RM」とは全力で上げて1回上げるのが限界という意味。5RMなら全力で5回が限界の重さでそれがだいたい最大筋力(1RM)の90%ほどだと言う事です。逆にできた回数から逆算して最大筋力を割り出す事ができる。(例えば50kgで10回できれば50/0.8=62.5kg)
※効果は必ずしも絶対ではない。90%でも筋肥大は可能だし、初級レベルでは60%でももちろん筋力アップはする。

●動員される筋繊維を増やすには

上表の負荷設定を参考にして筋肉にかける負荷を徐々に上げていく。高い負荷をかければかけるほど動員される筋繊維の数は増していき、それを神経が覚えていく。つまり筋力アップとは神経レベルのトレーニングとも言える。また負荷が高くなるほど回数がこなせなくなるのは、一回当たりに動員される筋繊維の数が増えたため交代要員がいなくなるためで、逆に負荷が軽いと多く回数をこなせるのは、一回当たりの筋繊維が少ないため限界を迎えるまで何度も筋繊維が交代を繰り返し多くの回数をこなせるからである。


高負荷をかけて動員する筋繊維を増やす!

<<<1.筋肥大にもどる | 次は3.関節稼働域について学ぼう>>>

!このページの内容をコピーしようとしているあなたへ


ホーム>トレーニングに必要な知識ノウハウ>筋肉トレーニング基礎知識

  1. 筋肥大-筋肉が太くなるとはどういうことか
    超回復と伸張性収縮/トレーニングでの伸張性収縮とスピード/乳酸と成長ホルモン/1セット当たりの時間/休息・栄養補給と回復時間
  2. 筋力アップとはどういうことか
    筋繊維の動員率/動員される筋繊維を増やすには
  3. 関節稼働域(動作範囲)
  4. 挙上げ速度
    加速動作/スローテンション法
  5. 筋肉痛と回復期間・記録のつけ方/まとめ