右の図は上腕二頭筋の付着点のちがいを示している。A点に筋肉が付着している人と、B点に付着している人を比べると、テコの原理で明らかにA点の方が重い物を持ち上げることができる。しかも筋肉の収縮時と伸長時の長さの差がB点の場合よりも大きくなるのでいわゆる"ちからコブ"ができやすくなる。なかなか上腕二頭筋が発達しにくいという人はこの付着点に問題がある場合がある。
実際には上図のような極端な付着点の差はないと思われるが、からだ全体の骨格筋のレベルで考えるとわずかの差が運動能力の差となってあらわれる。しかし逆にこの付着点を利用したトレーニング方法がある。

上腕二頭筋はとう骨(上図)の内側のやや奥に付着している。したがって、手を回内位の状態にすると伸長され回外位の状態にするとやや収縮した状態になる。つまり上腕二頭筋は肘を曲げるだけではなく腕を内旋させる役もになっている。肘を曲げた状態で二頭筋を触りながら実際に手を内旋させてみるとよい。内旋させた時にグッと力こぶが盛り上がるはずである。上左のようなツイストカールはこの上腕二頭筋の性質をうまく利用した動きである。つまり伸長時と収縮時の差をできるだけ大きくするのがねらいである。
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